福岡市中央区の美容室20店のInstagramアカウントを見たところ、スタイリストの個人アカウントへ案内していたのは6店でした。残る14店は案内していません。案内していた6店のうち5店は、予約のリンクを店のアカウントに置いていました。

店のアカウントの投稿200件(1店10件ずつ)を説明文の冒頭で分けると、スタッフや店内の紹介は0件でした。店と個人でどう役割を分けるのがよいかは、この調査では分かりません。最後に、20店で分かれていた点を5つ並べます。店と個人のどちらのアカウントに何を任せるか、決める材料にしてください。

この記事に出てくる言葉

  • 店のアカウント:店の名前で運用しているInstagramのアカウントです。
  • 個人アカウント:スタイリストが自分の名前で運用しているアカウントです。
  • ハイライト:ストーリーズ(24時間で消える投稿)を、消えないように残したまとめです。プロフィール文のすぐ下に、丸いアイコンで並びます。
  • タグ付け:投稿に、ほかのアカウントの名前(@から始まる名前)をひもづけることです。投稿を開くと、そのアカウントへ進めます。
  • 説明文(キャプション):投稿の画像や動画に添える文章です。プロフィール文とは別のものです。
  • DM:Instagramで個人あてに送るメッセージです(ダイレクトメッセージ)。

この記事の調べ方

  • 2026年9月28日に、Googleマップで「福岡市中央区 美容室」を検索し、広告を除いて上から順に見ました。調べたのは福岡市中央区だけです。
  • 地図の店の一覧は約30件で止まり、読み込むたびに並びも少し変わりました。そこで、2回読み込んで出てきた順に18店を選び、最後の2店は一覧の外の地図の印(ピン)から選んでいます。
  • こうして見た36店のうち、店のアカウントが見つかった20店を調べました。16店は、店のアカウントを特定できなかったため除いています。
  • 見たのは店のアカウントだけです。プロフィール文・ハイライトの名前・投稿を記録しました。
  • 店名は出しません。見るだけにとどめ、DM・コメント・いいね・フォローはしていません。

白いシャツの腰に巻いた茶色い革のシザーケースに、くし・ブラシ・はさみが差してある美容師の腰まわり

20店のうち6店が、個人アカウントへ案内していました

店のアカウントから個人アカウントへの案内福岡市中央区の美容室20店・2026年9月28日時点
案内の仕方店の数
プロフィール文に個人アカウントの名前を書いている2店
スタイリストごとのハイライトを作っている1店
投稿のタグ付けだけで案内している3店
案内していない14店

出典:当メディアが2026年9月28日に数えた結果です。

6店の中でも、案内の仕方は3通りに分かれていました。

1. プロフィール文で案内している(2店)

1店は、プロフィール文にスタイリスト5名のアカウント名を並べていました。予約はホットペッパービューティーへのリンクと電話で受けています。

もう1店は、プロフィール文に「DMはこちらでは対応していない」と書き、個人アカウントへ送るよう案内していました。投稿にも個人アカウントをタグ付けしています。予約のリンクはホットペッパービューティーです。予約は店のアカウント、DMは個人アカウントと、窓口を分けています。

2. ハイライトで案内している(1店)

1店は、ハイライト10本のうち8本をスタイリストの名前にしていました。プロフィールを開くと、スタイリストの名前が丸いアイコンで並びます。

3. 投稿のタグ付けだけ(3店)

3店は、プロフィール文やハイライトでは案内せず、投稿のタグ付けだけで個人アカウントへつないでいました。投稿を開くまで、個人アカウントの名前は出てきません。

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案内していない14店にも、違いがありました

  • 1店は、投稿の説明文に担当者の名前を書いていました。名前はあっても、個人アカウントへの案内にはなっていません。
  • 別の1店は、スタイリストの個人アカウントがあるのに、店のアカウントからは案内していませんでした。
  • もう1店は、プロフィールに置いたリンクから、別の美容室情報サイトに載ったスタイリスト紹介へ進む形でした。Instagramの個人アカウントではないため、6店には数えていません。

黒い革のカット椅子と鏡の台が奥へ並ぶ明るい美容室の店内と、奥のカウンターで作業するスタッフ

店のアカウントの投稿に、スタッフや店内の紹介は0件でした

20店それぞれの直近10投稿を分類しました。直近10投稿は、新しい順に10件の投稿です(いつの投稿かは問いません)。合わせて200投稿です。

美容室20店の直近10投稿の内訳200投稿を説明文の冒頭で分類(2026年9月28日時点)
投稿の種類件数
仕上がり写真136件
メニュー・料金・キャンペーン18件
お役立ち情報8件
その他(お知らせ・著名人の来店・商品・採用など)38件
スタッフや店内の紹介0件

出典:当メディアが2026年9月28日に数えた結果です。

分類は、説明文の冒頭を読んで行いました。画像は開いていません。0件は「説明文の冒頭でスタッフや店内を主題にした投稿が無かった」という意味です。「その他」の採用の投稿などに、スタッフが写っている可能性はあります。

ハイライトの名前に「店内雰囲気」や「内装」が入っている店は2店ありました。名前で数えただけで、中身は開いていません。

30日間投稿のない店は、案内の有無で差がありませんでした

調べた日までの30日間(2026年8月29日〜9月28日)に、店のアカウントの投稿が0件だった店を数えました。個人アカウントへ案内している6店では3店、案内していない14店では7店です。どちらも半数でした。

個人アカウントのほうで投稿を続けているかは、調べていません。店のアカウントが止まっていても、個人アカウントは動いている可能性があります。そのため、個人アカウントへ案内すると店のアカウントが止まりやすいかどうかは、この調査からは言えません。

予約のリンクは、6店のうち5店が店のアカウントに置いていました

個人アカウントへ案内している6店のうち5店は、店のプロフィールにホットペッパービューティーへのリンクを置いていました。残る1店は、プロフィールにリンクを1つも置いていませんでした。

予約のリンクの置き方は、記事「Instagram から予約につなげる導線」で説明しています。

赤いケースと水色のケースのスマートフォンを1台ずつ持って並べた2つの手。画面はどちらも真っ黒

役割を分けるときに書き出すこと

20店で分かれていたのは、次の5つです。自分の店で、それぞれを店と個人のどちらのアカウントが受け持つか書き出してください。

  1. 予約のリンクを置く場所:店と個人のどちらのプロフィールに置くかを決めます。個人アカウントへ案内していた6店のうち5店は、店のアカウントに置いていました。
  2. DMの受け先:店と個人のどちらで受けるかを決め、プロフィール文に書いておきます。20店の中には、個人アカウントで受けると書いていた店が1店ありました。
  3. 個人アカウントへの案内の場所:プロフィール文・ハイライト・投稿のタグ付けのどれを使うかを決めます。タグ付けだけだと、投稿を開くまで個人アカウントの名前が出てきません。
  4. スタッフや店内の紹介を出す場所:店と個人のどちらで出すかを決めます。店のアカウントの投稿では、上の表のとおり主題にしたものがありませんでした。
  5. 個人アカウントを店のアカウントから見せるか:見せるなら、3番の場所のどれかで案内します。案内していない14店の中に、個人アカウントがあるのに案内していない店が1店ありました。ほかの13店に個人アカウントがあるかは調べていません。

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この記事で分からないこと

  • 1地域・20店・1日時点の結果です。福岡市中央区のGoogleマップで上位に出た店に偏っています。
  • 個人アカウントの中身は見ていません。投稿数・フォロワー数・投稿の内容は記録していません。
  • 予約数や指名の数との関係は調べていません。この記事から「個人アカウントを作れば予約が増える」とは言えません。
  • 除いた16店には、スタッフ個人やチェーン本部のアカウントしか見つからなかった店も含まれます。店ごとの理由は記録していないため、何店がそうだったかは分かりません。