Instagram のインサイトを開いたのに、解説記事に出てくる「リーチ」や「インプレッション」という項目が見つからないことがあります。当メディアが Instagram の公式ヘルプを9ページ読み、プロアカウントの画面でも確かめたところ、画面に出る項目名は「閲覧者」「閲覧数」「インタラクション」でした。解説記事でよく使われる名前とは違います。
インサイトとは、Instagram が用意している数字の画面です。投稿が何回見られたか、何人に届いたか、いいねや保存が何回あったかを、アカウント単位と投稿単位で見られます。
この記事では、公式の表記と公式の定義で数字を説明します。あわせて、公式ヘルプに書かれているのに画面に出なかった項目もお伝えします。
この記事の確かめ方
- 公式ヘルプ(Instagramヘルプセンター)9ページを読み、項目名と定義を一字一句で記録しました。読んだ9ページは、この記事の各節の末尾に出典として挙げています
- 2026年10月6日に、当メディアの運営者がプロアカウントの画面を開いて、記事の項目名と見比べました(スマホのアプリ)
- 画面の「(i)」から出てくる定義も読み、公式ヘルプの定義と一致することを確かめました
画面の項目名は、解説記事でよく見る名前と違います
よく使われる名前では、画面を探しても見つかりません。
下の表は、公式ヘルプの定義と当メディアの画面を見比べて、当メディアが対応づけたものです。公式ヘルプに、この対応を一覧で示したページはありませんでした。
| よく見る名前 | 公式ヘルプの表記 |
|---|---|
| リーチ | 閲覧者 |
| インプレッション | 閲覧数 |
| エンゲージメント | インタラクション |
| エンゲージメントしたアカウント | アクションを実行したアカウント数 |
公式ページの中にも、古い名前が残っています。「閲覧者」のうちリール動画について説明している箇所に、こう書かれています。
リーチは、インプレッションとは異なります。インプレッションでは、同一の動画が同じアカウントで複数回表示された場合もカウントされます。
公式ページの中でも、新しい名前と古い名前が混ざっています。画面に出るのは新しい名前なので、探すときは「閲覧者」「閲覧数」で探してください。

毎週見る4つの数字
公式の定義をそのまま載せます。言い換えると意味がずれるためです。
この4つは、2026年10月6日にプロアカウントの画面で実際に出ていることを確かめました。
1. 閲覧数
閲覧数: コンテンツが再生または表示された回数です。コンテンツには、リール動画、投稿、ストーリーズ、ライブ動画、広告などがあります。
見られた回数です。同じ人が2回見れば2回と数えます(定義の文から当メディアが読み取りました)。投稿のページでは「閲覧数: コンテンツが表示された回数です。」と、短い書き方になっています。
2. 閲覧者
閲覧者: 画面上で少なくとも1回はコンテンツを表示したユニークアカウントの数と、リーチしたアカウントに関する利用者層データ(上位の国、上位の都市、上位の年齢層、性別の内訳など)が表示されます。
届いた人数です。同じ人が何回見ても1と数えます。上の閲覧数との差が大きければ、同じ人が繰り返し見ているということになります。
利用者層(地域や年齢)を見るには条件があります。
オーディエンスの利用者層データを表示するには、プリセット期間を利用し、リーチしたアカウントが100件を超えている必要があります。
3. インタラクション
インタラクション: 利用者がコンテンツにとったアクション(「いいね!」、コメント、保存、シェアなど)の回数が表示されます。
いいね・コメント・保存・シェアの回数です。ストーリーズでは「返信、シェア、スタンプのタップ、リンクのタップなどのアクションやその他のエンゲージメント指標が含まれます。」と、中身が違います。
4. プロフィールのアクティビティ
プロフィールのアクティビティ: あなたの投稿にエンゲージメントした後、あなたのプロフィールを見てユーザーが取ったアクションの数です。
ストーリーズのページでは、中身がこう書かれています。
プロフィールのアクティビティ: プロフィールへのアクセス、フォロー、ウェブサイトクリックなど、ストーリーズから実行されたアクション。
ストーリーズでは、ウェブサイトのクリックがここに含まれます(投稿のページの定義には「ウェブサイト」という語はありません)。プロフィールに進んだ回数ではなく、プロフィールで取ったアクションの数です(公式の定義は「あなたのプロフィールを見てユーザーが取ったアクションの数」)。プロフィールのリンクに予約ページを置いているなら、そのリンクが押された回数もここに入ります。プロフィールの整え方はInstagram から予約につなげる導線で説明しています。
出典:Instagramヘルプセンター(Instagramインサイトについて/Instagram投稿のインサイトを表示する/Instagramストーリーズのインサイトを表示する)。2026年10月6日に確認。
Sakifull SNS でできることを見る →※当メディア運営者(株式会社OX)の製品です
公式ヘルプにあるのに、画面に出なかった項目があります
「アクションを実行したアカウント数」は、公式ヘルプに定義がありますが、当メディアが見た画面には出ていませんでした。
公式ヘルプの定義はこうです。
アクションを実行したアカウント数: コンテンツに対してアクションを実行したユニークアカウントの数と、アクションを実行したアカウントに関する利用者層データ(上位の国、上位の都市、上位の年齢層、性別の内訳など)が表示されます。
上の「インタラクション」が回数で、こちらが人数です(公式が直接比べて説明している文は見つかりませんでした。定義の文から当メディアが読み取った違いです)。
公式ヘルプには、こうも書かれています。
投稿、ストーリーズ、Instagram Liveについては、[アクションを実行したアカウント数]の指標をフォロワーとフォロワー以外に分けて確認できます。
フォロワー以外に届いているかが分かる項目です。ただし当メディアの画面には出ていませんでした(2026年10月6日・プロアカウント)。
出ない理由は公式に書かれていません。公式ヘルプには次の2つの注記がありますが、「アクションを実行したアカウント数」の定義の直後に付いているのは1つ目だけです(2つ目は「閲覧数」の定義の直後に付いています)。
注: これらの指標は推定値であり、現在開発中です。
注: この指標は段階的にリリースされているため、まだご利用になれない場合もあります。
公式ヘルプに書いてあっても、自分の画面に出るとは限りません。ご自身の画面で確かめてください。出ていなければ、この項目は使わずに進めてください。
数字を比べる前に、2つの断り書きがあります
どちらも公式が自分で注記しているものです。
1. 推定値です
注: これらの指標は推定値であり、現在開発中です。
「閲覧者」に、この注記が付いています(画面に出なかった「アクションを実行したアカウント数」にも同じ注記があります)。1件や2件の差を比べる使い方には向きません。
2. 項目が出ないことがあります
注: この指標は段階的にリリースされているため、まだご利用になれない場合もあります。
閲覧数に、この注記が付いています。この記事で説明した項目が、画面に出ない場合があります。

アカウント全体の数字は、おおむね過去90日までです
| 対象 | 見られる期間 |
|---|---|
| アカウント全体 | 過去90日以内の期間を選べる |
| 投稿 | 最大2年(公式ページどうしで食い違っています。下記) |
| ストーリーズ | 作成後2年(ストーリーズ自体は24時間で消えます) |
| リール | 最大2年(2021年5月14日以降に投稿した分) |
| ライブ | 配信終了から30日 |
公式ヘルプでは「過去90日以内」とされています。公式の文はこうです。
Instagramでは、過去90日以内の任意の期間を対象にして、アカウントのインサイトを確認できます。
期間の選び方は2通りあります。
[過去7日間]、[過去14日間]、[過去30日間]、[前月]、[過去90日間]から選択できます。
公式には「5種類のプリセット期間から選択することも、独自のカスタム期間を選択することもできます。」とも書かれています。90日より前まで期間を延ばす方法は、公式ヘルプに書かれていませんでした。
画面でも確かめました。2026年10月6日にプロアカウントの画面を開いたところ、選べる中でいちばん長いのは「過去90日間」でした。カスタムで日付を指定すると2026年7月1日まで選べました(この日は測定日から97日前で、公式の「90日以内」より7日広い値でした。なぜ広いのかは公式に書かれていません。そのため、この記事では「おおむね90日まで」と書いています。ちょうど90日で切れるとは限りません)。
投稿の数字については、公式ページどうしで食い違っています。「Instagram投稿のインサイトを表示する」には「投稿のインサイトは最大2年間表示できます。」とあります。一方「Instagramでアカウントとコンテンツのインサイトを見る」には「過去90日以内の任意の期間について、投稿全体のインサイトまたは個別の投稿のインサイト」とあり、個別の投稿も90日以内と読めます。どちらが正しいかは公式に書かれていないため、当メディアでは判断できていません。
去年の同じ月と比べたいなら、自分で書き写しておく必要があります。毎週、上の4つの数字をメモに残してください。
出典:Instagramヘルプセンター(Instagramでアカウントとコンテンツのインサイトを見る/Instagramでアカウントのインサイトの期間を選択する/Instagram投稿のインサイトを表示する/Instagramリール動画のインサイトを表示する/Instagramライブ動画のインサイトを表示する)。2026年10月6日に確認。
見られる条件が、公式ページの中で揃っていません
当メディアが読んだ5つのページで、書き方が3通りに分かれていました。
- 投稿・ストーリーズ・リールのインサイトのページ:「インサイトを確認するには、Instagramの公開アカウント(個人用またはプロアカウント)が必要です。」
- アカウントのインサイトを確認するページ:「現在Instagramでインサイトを利用できるのは、 ビジネスと、 高いエンゲージメントを獲得しているアカウントのみです。」
- 期間を選択するページ:「この機能は、ビジネスアカウントまたはクリエイターアカウントをお使いの方がInstagramモバイルアプリでのみご利用になれます。」
どれが正しいかは公式ページに書かれておらず、当メディアでも判断できませんでした。ご自身のアカウントでインサイトが開けるかどうかを、画面で確かめてください。
アカウントの種類を切り替えたときの扱いは、はっきり書かれています。
ビジネスアカウントまたはクリエイターアカウントに移行すると、Instagramインサイトを表示できるようになります。ビジネスアカウントまたはクリエイターアカウントから個人用アカウントに戻すと、アプリ内のインサイトにはアクセスできなくなります。ただし、インサイトデータは90日間保存されます。
公開から非公開に切り替えた場合についても、別のページに記載があります。
非公開アカウントに戻すと、インサイトにはアクセスできなくなります。ただし、90日以内に公開アカウントに切り替えれば、過去のインサイトデータに再びアクセスできます。
出典:Instagramヘルプセンター(Instagram投稿のインサイトを表示する/Instagramストーリーズのインサイトを表示する/Instagramリール動画のインサイトを表示する/Instagramでアカウントのインサイトの期間を選択する/Instagramアカウントのインサイトを確認する/インサイトの表示に関するトラブルシューティング/Instagramでアカウントとコンテンツのインサイトを見る)。2026年10月6日に確認。
日本から使う場合の制限があります
DMのやり取りを数字で追いたい場合は、次の注記をご確認ください。メッセージ関連の一部の指標が見られません。
ヨーロッパと日本を配信先・配信元とする場合に、ビジネスや広告のメッセージ関連の特定の指標、広告キャンペーン、オーガニックメッセージ機能を利用できなくなります。
出典:Instagramヘルプセンター(Instagramインサイトについて/Instagram投稿のインサイトを表示する/Instagramストーリーズのインサイトを表示する/インサイトの表示に関するトラブルシューティングの各ページ冒頭)。2026年10月6日に確認。

毎週の手順
- アプリでインサイトを開きます。プロアカウントなら「プロフェッショナルダッシュボード」、個人用アカウントなら「ダッシュボード」をタップします(公式ヘルプの経路)。当メディアのプロアカウントでは、「プロフェッショナル向け」の下の「インサイト」から開けました(2026年10月6日)。公式ヘルプには、ダッシュボードが出ない場合の経路として「[その他]をタップして[設定とアクティビティ]に移動します」とも書かれています
- 期間を「過去7日間」にします。
- 4つの数字を書き写します。閲覧数/閲覧者/インタラクション/プロフィールのアクティビティ
- 先週の数字と比べます。推定値なので、1件2件の差は気にしないでください
- 「アクションを実行したアカウント数」が画面にあれば、それも書き写します。フォロワーとフォロワー以外に分けて見られます(当メディアの画面には出ていませんでした)
各項目の定義は、画面でも確かめられます。公式にこう書かれています。
各インサイトをタップすると、より詳細な指標を確認できます。また、右上の[(i)]をタップすると、各指標の定義を確認できます。
この記事の定義と画面の定義が違っていた場合は、画面の定義に従ってください。
この記事で言えないこと
- 確かめたのは、当メディアのプロアカウント1つの画面だけです(2026年10月6日・スマホのアプリ)。アカウントによって出る項目が違います(実際に「アクションを実行したアカウント数」は出ませんでした)。画面の作りはアプリの更新でも変わります
- どの数字をどこまで伸ばせばよいかは書いていません。公式に目安の記載がなく、当メディアでも測っていないためです
- 数字を見ることと、予約が増えることの関係は調べていません
- 公式ヘルプの一部のページには、アカウントの種類による条件の書き方と、投稿を見られる期間に食い違いがありました(上記)。当メディアでは、どれが正しいかを判断できていません
投稿がどれくらい続いているかの実測は美容室のInstagramは半数が止まっているで扱っています。投稿の型と台本例は美容室のリールの台本例5つ、予約への道筋の整え方はInstagram から予約につなげる導線で説明しています。