Instagram の投稿を予約したいとき、どのツールを選べばよいのかが分かりにくいです。結論から書くと、フィード・リール・ストーリーズの3つとも予約できて、しかも無料で使えるのは Meta Business Suite です(Instagram を運営している Meta 自身のツールです)。有料ツールを検討するのは、Meta 以外のSNSも扱いたいときです。この記事では6つのツールを、料金・予約できる投稿の種類・Meta 公式のパートナーだと書かれているかの3点で比べます。

この記事の調べ方と掲載基準

  • 載せているのは、公式サイトに運営会社と料金が書かれているツールです
  • 無料の Meta Business Suite を基準の行に入れています。比べる相手がないと、有料ツールの金額が高いのか安いのか分からないためです
  • 料金は公式サイトの表記のまま写しています。ドル建ては円に換算していません(為替で変わるため)。税込か税別かが書かれていないものは「税の記載なし」と書いています
  • 取得日は、Meta Business Suite が2026年9月18日、ほかの5つが2026年9月25日から26日です。予約の条件と無料プランの上限は、2026年10月6日に公式ヘルプで確かめ直しました
  • 見出しに「美容室向け」と入れていません。6つとも美容室の導入事例がありませんでした
  • 比較表は他社だけで作っています。当メディア運営者の製品は、表の外で別に紹介します

料金とプランは変わります。契約の前に必ず公式サイトでご確認ください。

先に、表に出てくる言葉を説明します

  • プロアカウント:Instagram の無料の切り替え設定で、ビジネスアカウントとクリエイターアカウントの2種類があります。ツールの自動投稿は、この切り替えが条件になることがあります
  • 通知方式:予約した時刻に自動で投稿されるのではなく、時刻になったらスマホに通知が来て、自分でアプリを開いて投稿を仕上げるやり方です
  • チャネル(Buffer の料金の単位):つなげたSNSアカウント1つを1チャネルと数えます
  • ソーシャルセット(Later の料金の単位):各SNSのアカウントを1つずつ束にしたもので、1束を1セットと数えます
  • ブランド(Metricool の料金の単位):管理する店や会社の単位です
  • カルーセル:画像や動画を複数枚並べて、横にスワイプして見せる投稿です(公式の表記は「ギャラリーの投稿」)
  • VAT:ヨーロッパなどの消費税にあたる税です。B2C は、企業が個人のお客様に売る取引を指します

Instagram運用について無料相談する →※当メディア運営者(株式会社OX)の製品です

木の机の上に置かれたノートパソコン、白いマグカップ、ペンをのせたメモ帳、スマートフォン

6つのツールの比較

Instagram 運用ツール6つの比較料金・予約できる投稿の種類・Meta 公式のパートナーの記載
項目Meta Business SuiteSocialDogCanvaBufferLaterMetricool
いちばん安い有料プラン無料1,980円/月1,180円/月6ドル/月25.00ドル/月25ドル/月
年払いにした場合―(無料)1,480円/月11,800円/年5ドル/月18.75ドル/月20ドル/月
料金の単位―(無料)1プランあたり1人あたり1チャネルあたり1ソーシャルセットあたりブランド数の段階制(最安は5ブランドまで)
税の記載―(無料)税別税の記載なし条件つきで記載があります(英国の個人のお客様にVAT)税別VAT別
初期費用―(無料)かかりません(公式に明記)記載なし記載なし記載なし記載なし
無料プラン全体が無料あり(各SNS10件まで)あり(予約投稿はできません)あり(3チャネル・各10件まで)公式サイトの中で食い違っています(注2)あり(月20件まで)
フィードの予約できますできますできます(有料プラン)できますできますできます
リールの予約できますできます(条件は確認していません)できませんできます(条件つき)できます(条件つき)できます(条件つき)
ストーリーズの予約できますできます(条件は確認していません)できませんできます(条件つき)できます(条件つき)できます(条件つき)
Meta 公式のパートナーの記載―(Meta 自身)記載なし記載なし記載なしあり(製品ページに記載)あり(ヘルプに記載)
管理画面の日本語今回は確認していませんありありなし(Android のみ日本語に対応)なしなし(公式の言語一覧に日本語なし)
美容室の導入事例なしなしなしなしなしなし

出典:各ツールの公式サイトとヘルプ。取得日は Meta Business Suite が2026年9月18日、ほかの5つが2026年9月25日から26日です。予約の条件・無料プランの上限・管理画面の言語は、2026年10月6日に公式ヘルプで確かめ直しました(下のヘルプページ)。

予約の条件と管理画面の言語を確かめたヘルプページ(2026年10月6日に確認)

有料の5つは、料金の単位がばらばらです。1プランあたり・1人あたり・1チャネルあたり・ブランド数の段階制の4通りが混ざっています。「月いくら」だけを並べると、比べたことになりません。たとえば Canva の1,180円は1人ぶんなので、3人で使うなら3人ぶんかかります。

読み方の注意が8つあります

  1. Metricool のストーリーズとリールの予約は、条件つきでできます。公式ヘルプ(Schedule and Post on Instagram)の文は「With Metricool, you can schedule and auto-publish Instagram posts, Reels, Trial Reels, and Stories as long as your account is a business or creator profile.」(=アカウントがビジネスまたはクリエイターのプロフィールであれば、投稿・リール・トライアルリール・ストーリーズを予約して自動で投稿できます)です。自動で投稿できないものも公式に書かれています。「Instagram features that cannot be auto-published: Stories with links, mentions, or stickers; Reels with audio not available in Metricool’s library or with interactive stickers; and carousels with videos over 60 seconds.」(=リンク・メンション・スタンプを入れたストーリーズ、Metricool のライブラリに無い音源を使ったリールや操作できるスタンプ入りのリール、60秒を超える動画を含むカルーセルは自動で投稿できず、通知方式になります)

  2. Later の無料プランについては、公式サイトの中で記載が食い違っています。料金ページには無料プランがなく「Free for 14 days」(14日間の体験)と書かれています。一方、リールのヘルプには「Reels scheduling is available on all Later plans, including Free.」(リールの予約は Free を含むすべてのプランで使えます)と書かれています。どちらが今の扱いかは公式に書かれていないため、当メディアでは判断できていません。契約の前に公式サイトでご確認ください

  3. Canva はリールとストーリーズを予約できません。公式ヘルプにはこう書かれています。「今のところ、Instagramでストーリーズとリールをスケジュールすることはできませんが、同じデバイスにInstagramがインストールされていれば、Canvaのモバイルアプリを使ってストーリーやリールを共有することができます。」カルーセルについても「いいえ。現在のところ、Instagramではサポートされていません。スケジュールできるのは単一のビデオや画像の投稿のみです。」とあります。予約できるのは画像と、1本の動画です。予約には次の条件もあります

    • Instagram 側はビジネスアカウントが必要です(クリエイターアカウントでは予約できません)。Facebook ページとつなげておく必要もあります
    • 予約の操作はパソコン版から行います
    • 24時間で最大25件までです
  4. Later と Buffer の「できます」は、条件つきです。条件に当てはまると、自動投稿ではなく通知方式になります。

    • Later:ストーリーズの予約そのものが有料プランの機能です(公式の文は「If you’re on a current paid plan, you can plan and schedule Instagram Stories ahead of time in Later」=有料プランをご利用中であれば、Instagram のストーリーズを前もって予約できます)。そのうえで、自動投稿はビジネスアカウントだけで、クリエイターアカウントは通知方式になります(公式の文は「Auto Publish for Instagram Stories is only available for Instagram business profiles. Creator profiles must use notification publishing.」=ストーリーズの自動投稿はビジネスのプロフィールだけで使えます。クリエイターのプロフィールは通知方式を使う必要があります)。スタンプ・アンケート・音楽・リンクを入れる場合も通知方式です。縦横比が16:9から9:16の範囲にないと自動投稿できません。リールには「original audio only」(元の音声だけ)「one video only」(動画1本だけ)という条件があります。ストーリーズの予約はパソコンからだけで、スマホのアプリではできません。リールについては、Android から自動投稿する場合は90秒までです(公式の文は「Reels scheduled through Android are limited to 90 seconds for Auto Publish.」)
    • Buffer:自動投稿はプロアカウントだけです。ストーリーズに文字やリンクを入れた場合、音楽を付けた場合、5秒未満または15分超のリールの場合は、通知方式に切り替わります(公式の文は「Adding one of these features automatically changes the publishing method to Notify Me.」=これらの機能を足すと、投稿の方法が自動で通知方式に変わります)。縦横比が範囲の外にある場合、商品タグを付けた場合、コラボ投稿の場合も通知方式です。通知方式を使うには、Buffer のスマホアプリが必要です

    通知方式になると、スマホを見られない時間帯の予約は投稿されません。自動で投稿されることを前提に組まないようにしてください

  5. SocialDog は、Instagram の予約投稿がすべてのプランで使えます。公式ヘルプ「投稿内容を設定する」の冒頭に、対応プランとして Free・Personal・Professional・Business・Enterprise の5つすべてが挙がっており、同じページに「SocialDogでは、Instagramのフィード・リール・ストーリーズに投稿できます。」と書かれています。ただし、この対応プランの表示はページ全体に対するもので、リール・ストーリーズだけに付いた表示ではありません。リール・ストーリーズについてプランの差を書いた箇所は見つかりませんでした。自動で投稿されるのか通知方式になるのかも、公式に書かれていません

  6. 公式のパートナーだと書いているのは、Later と Metricool の2つです。ただし書かれている言葉は違います。Later は「Instagram Partner」で、Meta という言葉は使っていません(製品ページ に「As an Instagram Partner, we use the Instagram Graph API for publishing to Instagram」)。Metricool は「official Meta Business Partner」で、ヘルプ に書かれています。この記事の表の行名「Meta 公式のパートナーの記載」は、当メディアがまとめた言い方です。残りの3つには記載がありません

  7. Metricool には、Instagram のユーザー名とパスワードを入れて接続する方法があります。公式ヘルプには「Instagram ログイン」方式と「Facebook 経由(推奨)」の2つが書かれており、公式がすすめているのは Facebook 経由です。Instagram のパスワードを他のサービスに預けなくて済むため、当メディアも Facebook 経由をおすすめします

  8. Buffer の料金ページで、割引率の書き方が食い違っています。料金カードには「save 2 months」(2か月ぶんお得)、よくある質問には「20% discount」(20%引き)とあります。実際の金額(月払い6ドル、年払い5ドル/月)で計算すると約17%です

灰色の木目の机の上に、何も書かれていない薄いオレンジ色の付箋が縦横に並べられ、その手前で片手が白紙の付箋を1枚持ち上げている手元

無料の Meta Business Suite で足りるケース

次のどれかに当てはまるなら、無料で足ります。

  • 1店舗で、Instagram(と Facebook)だけを使っている
  • やりたいのは投稿の予約で、フィード・リール・ストーリーズが対象
  • 日本語のヘルプを見ながら操作したい(Meta ビジネスヘルプセンターに日本語のページがあります。管理画面の表示は今回確認していません)
  • 複数のスタッフでアカウントを触る(公式に「ビジネスアセットや、それらへのアクセス権を持つ複数のユーザーを管理できます」と書かれています。「ビジネスアセット」は、Facebook ページや Instagram アカウント、広告アカウントなどのまとまりを指します)

料金については、公式ヘルプに「この無料のプラットフォームを利用すると」と書かれています。

出典:Meta Business Suite のしくみ(2026年10月6日に確認)

予約については、3つとも公式ヘルプに明記があります。

フィード投稿について、公式にはこう書かれています。

Meta Business Suiteでは、FacebookやInstagramで公開する投稿の作成や投稿日時の指定ができます。

リールについて、公式にはこう書かれています。

リール動画は投稿日時を指定する、すぐにシェアする、または下書きとして保存することができます。

ストーリーズについて、公式にはこう書かれています。

日時指定オプションで、[今すぐシェア]または[日時を指定]を選択します。

出典:Meta ビジネスヘルプセンター(投稿/リール/ストーリーズ。2026年9月18日に確認)

Meta Business Suite で足りないケース

1. Meta 以外のSNSも、まとめて予約したいとき

公式の説明に出てくるのは、Meta 自身のサービスだけです。「Meta Business Suiteでは、Facebook、Messenger、Instagramのビジネスアクティビティをすべてまとめて管理できます。」とあり、別のページには「FacebookやInstagram、Threads、WhatsAppといったMetaの各テクノロジーをまたいで」ともあります。Meta 以外の X(旧 Twitter)や TikTok も1か所で予約したい場合は、別のツールが必要になります。

2. 日本で使えない指標があります

Meta のヘルプには、次の注記があります。

ヨーロッパと日本を配信先・配信元とする場合に、ビジネスや広告のメッセージ関連の特定の指標、広告、オーガニックメッセージ機能を利用できなくなります。

出典:Meta Business Suite のインサイト(2026年9月18日に確認)

日本から使う場合、DM(ダイレクトメッセージ)に関する数字の一部が見られません。公式の文には「ビジネスや広告のメッセージ関連の特定の指標」とあり、どの項目が見られないかまでは書かれていません。DMのやり取りを数字で追う予定があるなら、先にこの注記をご確認ください。

3. 画像やデザインを同じ場所で作りたいとき

Canva は画像を作れますが、リールとストーリーズの予約はできません(画像と1本の動画は予約できます。スマホのアプリから手で投稿する道は公式に案内されています)。「Canva でデザインを作り、Meta Business Suite で予約する」という組み合わせになります。

ベージュの壁に掛けた、黒い縁と濃い灰色の文字盤の丸い時計。数字は無く、金色の目盛りと針だけ。左に白い額の抽象画がある

無料プランの上限

無料プランには、それぞれ別の上限があります。

無料プランで予約できる件数2026年10月6日に公式サイトで確認
ツール無料プランで予約できる件数
Meta Business Suite全体が無料(件数の上限の記載は見つかりませんでした)
SocialDog各SNSアカウントごとに10件まで(分析できる期間は最大2週間)
Buffer3チャネルまで、各チャネル10件まで
Metricool月20件まで
Canva予約投稿そのものができません
Later無料プランの有無が公式サイトの中で食い違っています(注2)

なお SocialDog には、Instagram 側の上限についての注記もありますが、公式サイトの中で数字が食い違っています。料金ページには次のように書かれています。

Instagramによる制限により、1つのInstagramアカウントに対して24時間の枠内で投稿できる投稿数は50件までです。

一方、ヘルプ「投稿できるコンテンツ」の Instagram の節には「1日の投稿数の上限 100件」とあります。50件と100件のどちらが正しいかは、公式に書かれていないため当メディアでは判断できていません。どちらにしても、これはツールの上限ではなくInstagram 側の上限です。

当メディア運営者の製品について

公式サイトの記載を、上の表と同じ観点で並べます。「生成」と「予約」は別の機能として書かれているので、分けて書きます。

Sakifull SNS の記載2026年10月1日に公式サイトで確認
項目記載
投稿の生成フィード・リール・ストーリーズの3つとも「生成」の機能があります(文面・ハッシュタグの生成、画像を読み取っての文章生成)
予約投稿あります(「即時投稿・予約投稿」「承認依頼・下書きも4モードを実装」「予約スケジュールを作成」)
種類ごとの予約ストーリーズは「予約スケジュールに即登録」と明記されています。フィードとリールは、生成機能の説明に予約の記載がありません
Meta 公式のパートナーの記載記載なし
扱える媒体Instagram・Threads・WordPress・Googleビジネスプロフィールを横断して管理できます

出典:Sakifull SNS(2026年10月1日に確認)

Meta 公式のパートナーだという記載はありません。上の比較表で「あり」なのは Later と Metricool の2つだけで、Sakifull SNS は入りません。

料金は月額2,200円(税込)、初期費用は0円です。最低契約期間は設けていません(2026年10月1日時点。公式サイトに料金の記載はないため、当メディアの運営者が社内で確認した値です)。

料金の単位は、上の表の5つとは別です(1プランあたり・1人あたり・1チャネルあたり・ブランド数の段階制のどれでもありません)。金額だけで並べないでください。含まれる作業が違います。上の表の項目で、必要な機能が入っているかを確かめてください。

選び方のまとめ

  • まず Meta Business Suite を試してください。無料で、フィード・リール・ストーリーズの3つとも予約できます。ここで足りるなら、ほかは要りません
  • ほかのSNSもまとめたいなら、有料の5つはどれも複数のSNSを扱えます。SocialDog は X(旧 Twitter)について「X(Twitter)公式 Enterprise API対応」と明記しています。この点がほかの4つと違います(1,980円/月・税別。最安のプランで2個、うち X は1個まで)。ただしMeta 公式のパートナーだという記載はありません
  • Meta 公式のパートナーだという記載を重視するなら、書いているのは Later と Metricool の2つです。ただしどちらもドル建てで、管理画面は日本語ではありません
  • デザインを作るのが目的なら Canva ですが、リールとストーリーズの予約はできません。リールやストーリーズの予約は別のツールで行ってください
  • Metricool をつなぐときは、Facebook 経由を選んでください。Instagram のユーザー名とパスワードを入れる方法もありますが、公式がすすめているのは Facebook 経由です

6つとも美容室の導入事例がありません。「美容室で使われている実績」を基準に選ぶことは、今のところできません。

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